【3】ホームステイと寮どっちがいい?
留学中の滞在方法はいくつかありますが、中学生や高校生が留学する場合、基本的には学校の寮に滞在するかホームステイをするということになります。
そして、留学希望者や親からいつも聞かれるのが「ホームステイと寮ってどっちがいいんでしょうね?」という質問です。皆さんはどう思いますか?どちらもメリット・デメリットがあると思いますが、それがメリットになるかデメリットになるかも人によって異なりますので、ここではそれぞれの特色を考えてみましょう。
ホームステイ滞在
ホームステイは現地の家庭(ホストファミリー宅)に滞在するというもので、留学生には自分の部屋が与えられます。通常、食事は平日2食(朝と夕)、週末3食という場合が多いです。
一般的なホストファミリーのイメージがどういうものかは分かりませんが、日本にもいろいろな家庭があるように、海外のホストファミリーも様々です。老夫婦だけの家庭、若い夫婦と赤ちゃんの家庭、シングルマザーと子供の家庭、現地の国籍を持っていても別の国から移民してきた家庭、アパートに住んでいる家庭、プール付きの豪邸に住んでいる家庭などなど、様々な家庭があります。
ホストファミリーに共通している点は、彼らに課せられた義務は「部屋の提供」と「食事の提供」ということだけ。そして、もう一つ分かっている点は、留学生はゲスト(お客様)ではなく、家庭の一員としてその家の一部屋を借りて滞在させてもらっているということです。ですから、各家庭のルールややり方に従う必要があります。
でも、学校や寮とは異なり、現地の人たちとの生活を通して、その国を知ることもできますし、同年代の生徒達と生活をする寮と異なり、ホストファミリーは大人ですから、いろいろサポートしてくれるかもしれないという期待は持てます。
ホームステイの当たりはずれ
「ホームステイって当たりはずれがありますよね〜」という言葉をたまに聞きます。確かに当たりはずれといえばそうかもしれませんが、それよりも「相性の良し悪し」だと思います。
ホームステイを手配するのは、学校のホームステイ・コーディネーターまたは学校が提携するホームステイ手配業者ですが、問題が起これば彼ら自身が困りますから、変な家庭、問題を起こしそうな家庭を紹介しないように調査をした上で手配をします。ただ、どの家庭にも暗黙のルールや決まりがありますから、考え方や習慣の違いなどから行き違いが起こるということはあるかもしれません。また、日本に比べると食事がシンプル(貧しい?)といったことも聞きます。
結局、他人同士であるということ、ホームステイ代は払いますが、他人の家庭に滞在させてもらっているということを理解したうえで、その家庭のルールや考えを尊重しながら生活をすることでお互いに気持ちよく生活ができるのではないかと思います。
寮滞在の良さ。それは、学校のキャンパス内もしくは学外でも学校のすぐ近くに寮があるということです。ホームステイでは通学に30分や1時間がかかるのに対して、寮滞在では通学の時間がほとんどかかりません。
部屋にはベッド、机、クローゼットなどがあり、トイレとシャワーは共同ということが多いです。食事は寮の食堂(カフェテリア)などで食べます。
ホームステイとの違いは、同年代の人たちとの共同生活、そして相部屋ということでしょうか。もちろん、ホームステイでも相部屋になる場合はありますし、寮でもシングルルームがある場合もあります。ですが、多くの場合、ホームステイは一人部屋で寮は相部屋です。そのため、相部屋になる相手がどういう生徒かで生活が多少変わってきます。
寮生活のプライバシー
寮生活は世界各国からやってきた生徒達との共同生活です。様々な国の人たちと寝食をともにすることで、多くの友人ができ、そして、いろいろな考え方に触れることができるのが最大の特色です。
反面、寮生活はプライバシーが少ないということもいえます。ホームステイではホストファミリーとの相性があるように、寮生活という共同生活が合う人と合わない人もいるかもしれません。
でも、ホームステイ滞在をするにしても寮滞在をするにしても、留学する前はどうかなぁとちょっと心配かもしれませんが、実際にやってみればなんてことないということもあります。留学なんてそもそも不確定要素の多いものですし、確定したレールが敷かれていないのが留学とも言えますから、寮でもホームステイでも、どちらにしてもいい経験ができるというくらいで考えておいていいのではないでしょうか! |